猫鳴り
双葉文庫 ぬ−03−01
出版社名 | 双葉社 |
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出版年月 | 2010年9月 |
ISBNコード |
978-4-575-51378-3
(4-575-51378-4) |
税込価格 | 576円 |
頁数・縦 | 211P 15cm |
商品内容
要旨 |
ようやく授かった子供を流産し、哀しみとともに暮らす中年夫婦のもとに一匹の仔猫が現れた。モンと名付けられた猫は、飼い主の夫婦や心に闇を抱えた少年に対して、不思議な存在感で寄り添う。まるで、すべてを見透かしているかのように。そして20年の歳月が過ぎ、モンは最期の日々を迎えていた…。「死」を厳かに受けいれ、命の限り生きる姿に熱いものがこみあげる。 |
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おすすめコメント
猫を飼ったことある人は最後まで読めないかもしれない。 宿した命を喪った夫婦。思春期の闇にとらわれた少年。愛猫の最期を見守る老人。1匹の子猫が現れて老いていくまでの人との関わりを描いた小説。ただ可愛いだけの動物ではなく、存在感をもって人に寄り添う姿は猫好きでなくとも、心に残るはず。