• 本

孤独の愉しみ方 森の生活者ソローの叡智

智恵の贈り物

出版社名 イースト・プレス
出版年月 2010年10月
ISBNコード 978-4-7816-0457-2
4-7816-0457-9
税込価格 1,430円
頁数・縦 341P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 自給自足の生活をしながら遺した思索家の言葉

    作家・思想家として、また「森の生活者」としても知られるヘンリー・ディヴィッド・ソローの思想をまとめた名言集です。著書『森の生活』『市民の反抗』などから引用し、編集・再構成され、右ページに名言、左ページにその解説が添えられています。自分を見つめるには孤独こそが最良の友だというソローの言葉は、いくつも心に残るものがあり、教わるところも多く、原発事故があった今日ではなおさら共感できるところがたくさんありました。

    (2014年4月3日)

商品内容

要旨

孤独を愉しむ方法、人間らしく生きる方法、シンプルに暮らす大切さについて、150年前、アメリカの森の中の湖の畔で、小屋を建てて自給自給の生活をしながら遺した思索家の言葉を、わかりやすくいまに生きる人に向けて編集しました。ガンジー、キング牧師を動かし、環境保護運動のバイブルともなり、世界を変革した言葉は「森の生活者」の孤独な時間から生まれました。心豊かに生きる秘訣がこの本には書かれています。

目次

1 孤独が一番の贅沢(とびきり上等な孤独になれる時間を一日一回持つ。
孤独は、最もつきあいやすい友達である。それなのに、孤独はたいてい嫌われる。自分の孤独に手を差しのべよう。 ほか)
2 簡素に生きる大切さ(風向きが定まらないこの世で生き抜く方法が一つある。すべてを簡素にしておくことだ。
生きるのに本当に必要な食べものは無理せずとも手に入る。しかし必要以上を求めると飢えに苦しむ。 ほか)
3 心を豊かにする働き方(生活費を稼ぐために、起きている時間のほとんどを労働に費やすのは、明らかに失敗だ。
機械のように働かない。人間らしく生きるために。 ほか)
4 持たない喜び(人間は自分がつくった道具の道具になってしまった。
隣人が持っているからといって、家を買う必要はない。 ほか)
5 自然の教え(湖は人生よりはるかに美しく、人間性よりはるかに透明である。
自然の中で暮らせるというのは利益なのである。その利益は万人にひらかれている。 ほか)

出版社
商品紹介

人間らしく生きる方法、シンプルに暮らす大切さについて、自給自足の生活をしながら遺した思索家の言葉。

著者紹介

ソロー,ヘンリー・ディヴィッド (ソロー,ヘンリーディヴィッド)   Thoreau,Henry David
1817‐1862。作家、思想家。アメリカ合衆国マサチューセッツ州コンコードに生まれる。16歳のとき、奨学金を得てハーヴァード大学へ入学。大学卒業後、小学校の教師などを経て、ウォールデン湖の畔で自給自足の生活をはじめる。ギリシャ・ラテン文学やシェイクスピアをはじめとしたイギリス古典文学への深い造詣、そして自らの思索と実践から生み出された『森の生活』『コンコード川とメリマック川の一週間』など数多くの著作がある。アメリカ先住民や民俗学、博物学、生態学への関心を深め、最晩年まで膨大な原稿を書き続けた
服部 千佳子 (ハットリ チカコ)  
同志社大学文学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)