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王羲之 六朝貴族の世界

岩波現代文庫 学術 243

出版社名 岩波書店
出版年月 2010年10月
ISBNコード 978-4-00-600243-5
4-00-600243-2
税込価格 1,298円
頁数・縦 281P 15cm

商品内容

要旨

書聖として知られる王羲之(おうぎし)。しかし、ただ偉大な書芸術家としてだけでは王羲之の全体像を覆いつくすことはできない。四世紀、東晋時代の貴族として、傑出した知識人として、王羲之は時代といかに向き合ったのか。本書は王羲之の生涯と生活、思想と信仰の全体像を時代の中で描き、彼の書芸術の背後に存在したものを解明する。関連の文章四篇を合わせて収録。

目次

第1部 王羲之―六朝貴族の世界(六朝という時代
王羲之の書の探索
けわしき世相―王羲之とその時代
いかに生きるべきか―王羲之の生活・信仰・思想・芸術)
第2部 王羲之その内面を探る(「喪乱帖」を読む
王羲之と山水
王羲之―生の充実を求めて
王羲之と道教)

著者紹介

吉川 忠夫 (ヨシカワ タダオ)  
1937年、京都市に生まれる。京都大学文学部卒業。東洋史学専攻。2000年に京都大学人文科学研究所の職を退き、現在は龍谷大学客員教授。魏晋南北朝時代を中心に、遡っては後漢時代、下っては隋唐時代の思想史、宗教史、学術史の研究を主な仕事とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)