現代における、無意識的な経験に基づいた意思決定の結果が強く影響する消費行動を理解するには、消費行動を生成しているメカニズムを核に据えて消費行動を理解するアプローチが適切である。本書では、消費者の意思決定をシミュレーションできる包括的な人間の行動選択機構を提示し、それをもとに構築した消費者行動理解のための調査方法、およびその応用事例をまとめた。多くの事例研究を収録。各種のサービス現場で顧客サービス受容者がどのようにサービスを受容・消費しているのかを、それぞれのサービス提供現場で調査した。

「消費者行動」の科学とは
理論編（日常の行動選択メカニズムの理解
ＣＣＥに基づく日常の行動選択の理解）
実践編（集客サービス
輸送サービス
情報サービス）
今後の展望

サービス工学において消費者の行動を測定・分析するための理論と研究をまとめた１冊。生産性向上に資する研究をまとめた。