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現代フェミニズムのエシックス

戦後・暴力・ジェンダー 3

出版社名 青弓社
出版年月 2010年10月
ISBNコード 978-4-7872-3319-6
4-7872-3319-X
税込価格 3,080円
頁数・縦 320P 20cm

商品内容

要旨

日本軍性奴隷制を裁く「女性国際戦犯法廷」の意義と、フェミニスト・アクティビスト松井やよりの思想性を、振り返り再評価する。法廷から十年を経て、より明確に把握されるべきマイノリティとグローバリゼーションの視点から、現代のフェミニスト・エシックスの可能的地平を切り開く。

目次

はじめに―松井やよりの遺志を受け継いで
第1部 松井やよりの軌跡と「法廷」の意義(戦後思想に抗するフェミニズム―松井やよりの軌跡
「証言」する女たちを記憶する
女性国際戦犯法廷は日本人「慰安婦」をどう位置づけたか
沈黙をやぶった女性たちの声を記録し、伝えていくという闘い
尹貞玉論覚書
女性国際戦犯法廷後の韓国女性運動と日本―フェミニズム、ナショナリズム、植民地主義
括弧付きの言葉たちへ―宮古島、その「異質」の沖縄戦からの問いかけ)
第2部 「倫理」の可能的地平に向けて(NHK番組改編(改変)問題と二つの「暴力」のコラボレーション―象徴天皇制の構造的暴力と政治的敵対性の除去
帝国の娘―シシリー・ウイリアムス
もう一つの戦後・暴力・ジェンダー―国連安保理決議一三二五をめぐる問題から考える
グローバル化と「女性の人権」)

著者紹介

大越 愛子 (オオゴシ アイコ)  
近畿大学教員。専攻は女性学、哲学、宗教学
井桁 碧 (イゲタ ミドリ)  
筑波学院大学教員。専攻はジェンダー論、フェミニズム批評理論、共同体論、宗教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)