• 本

茨木のり子の家

出版社名 平凡社
出版年月 2010年11月
ISBNコード 978-4-582-83480-2
4-582-83480-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 127P 22cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • "この世におさらばすることになりました。"

    戦後を代表する女性詩人、茨木のり子氏。本書には、彼女が死を迎えるその瞬間まで住み続けた自宅の写真が多数掲載されています。「倚りかからずの椅子」や、自筆原稿、家族写真など、詩人茨木のり子の生涯を垣間みることができる内容です。もちろん写真に添えて詩も何篇か収録されており、特に巻末にある、生前書かれた自筆の遺書が読者の心を打ちます。「茨木のり子の家」は彼女の意思で残され、今も時を刻み続けています。家主がいなくなってひっそりとしたその家の写真を見ていると、自分もこの人のような生き方がしたいなぁとただただ憧れてしまうばかりです。

    (2014年3月31日)

商品内容

要旨

倚りかからずの椅子、「Y」の箱の自筆原稿、食卓と黒電話、四季の庭の眺め…ピロティから居間・書斎まで、50年の時を刻む詩人の家を撮影。

出版社
商品紹介

詩人・茨木のり子自身が設計した自宅のインテリアや蔵書、食器、原稿、ノートなどをカラー写真で紹介。詩、エッセイを抜粋。

著者紹介

茨木 のり子 (イバラギ ノリコ)  
詩人。1926年(大正15)6月12日、大阪に生まれる。幼年期を愛知県で過ごす。43年(昭和18)年、帝国女子医学・薬学・理学専門学校(現・東邦大学)に入学。19歳で敗戦を経験。46年、繰上げ卒業。戯曲や童話を書き始める。49年、医師の三浦安信と結婚。53年、川崎洋とともに詩誌「櫂」を創刊。55年、初の詩集『対話』を出版。58年、東京都北多摩郡保谷町(現・西東京市東伏見)に新居を建築、亡くなるまでこの家で過ごし、戦後を代表する女性詩人として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)