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福祉レジームの変容と都市再生 雇用と住宅の再構築を目指して

シリーズ・現代の福祉国家 8

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2010年12月
ISBNコード 978-4-623-05828-0
4-623-05828-X
税込価格 4,180円
頁数・縦 276P 22cm

商品内容

要旨

ポスト工業化にともなう都市空間の分極化を回避すべく、日本の福祉レジームをどのように再構築するのか。欧米の住宅・雇用政策からその方策を読み解く。

目次

序章 ポスト工業化時代における都市の変容と労働・住宅政策(都市経済の変容と新たな労働。住宅政策
欧米における住宅手当―住宅配分、所得分配との関連で
積極的労働市場政策、ワークフェア、住宅手当)
第1章 新自由主義のもとで深刻化する社会的排除―ニューヨークの再生と居住危機(脱工業化によるアメリカ大都市圏の変容
ニューヨーク大都市圏の変容と「都市再生」
退行するニューヨーク市のホームレス対策)
第2章 ボトムアップによる社会的包摂への制約条件―マンチェスターにおけるインナーシティ再生(UDCによるインナーシティ問題への対応―トリクルダウン
NDCによるインナーシティ問題への対応―ボトムアップ
アーバン・ルネッサンスからNDCを評価する
社会的排除へのマクロ的な対応1―労働市場への包摂
社会的排除へのマクロ的な対応2―住宅市場への包摂)
第3章 リベラルへと変容する保守主義レジーム―ハルツ改革下のベルリンと「社会都市」(労働市場改革にともなう住宅手当の変容
「場所」の問題としての社会的排除
ベルリンにおける社会都市の実践と制約条件
ソーシャル・ミックスを維持するオランダのワークフェア)
第4章 脆弱化する日本型ワークフェアとその再編―東京における都市再生と社会的排除の空間化(「新しいセーフティネット」の日本的特徴
雇用と住宅のセーフティネットを超えて)

著者紹介

小玉 徹 (コダマ トオル)  
1953年秋田県に生まれる。1984年名古屋市立大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士。現在、大阪市立大学大学院創造都市研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)