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原子力事業に正義はあるか 六ケ所核燃料サイクルの真実

出版社名 現代書館
出版年月 2011年6月
ISBNコード 978-4-7684-5665-1
4-7684-5665-0
税込価格 2,420円
頁数・縦 277P 20cm

商品内容

目次

小川原湖の夕暮れ
巨大開発の幻想―青森県の見た夢
分断される人びと―「むつ小川原開発」をめぐる対立
忘れ去られた開発計画―空白の十余年間
電事連からの協力要請―核燃料サイクル基地
「核燃」につきすすむ青森県―開発計画のすりかえ
漁業者たちの争い―泊沖海戦
反核燃の嵐―農業者たちの抵抗
核燃料サイクル基地とは―三点セットが四点セットに
再処理とは―原子力産業と原子力政策
「核燃料経済」―自立性を失う地域経済
偽りの構想とその本質―原子力推進複合体

出版社・メーカーコメント

青森県六ヶ所村での小川原開発から、使用済み核燃料再処理工場、低レベル放射性廃棄物処分場、MOX燃料加工工場の誘致と反対をめぐる争いと、その受け容れまでの歴史を詳述。土地買収・漁業権買い取りなどの歴史が分かりやすく書かれており、日本のエネルギー政策がいかに金権まみれで非民主的に進められてきたかが分かる。文章は非常に分かりやすく読みやすい。東日本大震災と福島原発事故をふまえ、今後のエネルギー政策について提言。青森だけでなく、全国の核施設のある地域で参考にできる必読資料本。

著者紹介

秋元 健治 (アキモト ケンジ)  
青森県弘前市出身。早稲田大学社会科学部卒業、東北学院大学大学院経済学研究科(経済学修士)、岩手大学連合大学院農学研究科(農学博士)。現在、日本女子大学家政学部家政経済学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)