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テクノロジーとヘルスケア 女性身体へのポリティクス

出版社名 生活書院
出版年月 2011年6月
ISBNコード 978-4-903690-77-3
4-903690-77-6
税込価格 2,750円
頁数・縦 208P 21cm

商品内容

要旨

女性に親和的なヘルスケア・システムは可能なのか?女性身体とテクノロジーに張り巡らされたポリティクスを明らかにすることで、その端緒を開く。

目次

第1部 中絶をめぐるテクノロジー(1970年代における人工妊娠中絶の実態と批判―女性活動家たちによる問題の定位とその含意
妊娠中絶を希望する女性の心理とケアの状況
産まない身体の臨床現場―産むケアと産まないケアに関わる看護者の葛藤と困惑
性暴力で妊娠した被害女性像―映画描写から
「対話モデル」にもとづく妊娠中絶規制とオランダ妊娠中絶法
人工妊娠中絶の現状―フランスからの幾つかの考察)
第2部 不妊をめぐるテクノロジー(「不妊」から降りる/降りない/降りられない女たち
“偶然生まれる権利”から考える
仕立てられた女性身体―メディアに表れた代理母と依頼者
フランスにおける「生殖への医学的補助」に関する規制の現状と課題
代理出産をめぐるインドの言説―インドで代理出産を依頼した日本人とドイツ人の事例をめぐって
インドの商業的代理出産と生殖ツーリズム)

著者紹介

日比野 由利 (ヒビノ ユリ)  
金沢大学医薬保健研究域医学系環境生態医学・公衆衛生学助教。専門領域:社会学、公衆衛生学
柳原 良江 (ヤナギハラ ヨシエ)  
東京大学人文社会系研究科附属死生学・応用倫理センター特任研究員。専門領域:社会学、生命倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)