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和本入門 千年生きる書物の世界

平凡社ライブラリー 744

出版社名 平凡社
出版年月 2011年9月
ISBNコード 978-4-582-76744-5
4-582-76744-3
税込価格 1,540円
頁数・縦 274P 16cm

商品内容

要旨

明治以前、千二百年の間に日本で作りだされた和本は、今日まで生き続け、そこには「本の魂」が息づいている。和本を知ることは現代の本を知ることであり、私たちにとって「本とは何か」という原点にさかのぼる。和本は実際にはどのように扱ったらよいのだろうか?その作りはどうなっているのだろうか?そもそも和本の歴史はどのように変わってきたのか?豊富な実例と図解で、分かりやすく紹介。

目次

第1章 和本とは何か―その歴史と様式を知る(初級編)(和本という用語
江戸が復元される古書市場 ほか)
第2章 実習・和本の基礎知識―本作りの作法を知る(中級編)(和本をこよなく愛した人
和本を調べるための考えかた ほか)
第3章 和本はどのように刊行されたか―刊記・奥付の見かた(上級編)(階層的な和本の発行形態
『江戸砂子』の出版経過 ほか)
第4章 和本の入手と保存―次の世代に残すために(東京古典会の市場風景
和本をどう手に入れるか ほか)

出版社
商品紹介

これまでにない具体的で分かりやすい入門書。日本人とともに歩んできた和本がどれほど面白くかつ貴重な文化財であるかを懇切に説く。

著者紹介

橋口 侯之介 (ハシグチ コウノスケ)  
1947年、東京都生まれ。上智大学文学部史学科卒業。出版社勤務を経て、74年に岳父が昭和初期に開いた和本・文科系学術書の専門店である神田の誠心堂書店に入店、84年から店主となる。東京古典会会員。成蹊大学大学院文学研究科非常勤講師などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)