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認知・機能言語学 言語構造への10のアプローチ

出版社名 研究社
出版年月 2011年9月
ISBNコード 978-4-327-40160-3
4-327-40160-9
税込価格 5,280円
頁数・縦 409P 21cm

商品内容

要旨

認知・機能言語学の代表的アプローチの見取り図。ラネカー、ゴールドバーグ、ヴィエルジュビツカなど新しい言語科学の世界を果敢に切り開いてきた学者たちの代表的な論文10篇を集めた論文集。日本で本格的な紹介がなかったギヴォン、クロフト、チェイフ、ホッパー、ヴァン=ヴェイリンも収録。発達心理学、言語習得の分野で多大の業績をあげているトマセロが「マイベストCD」の感覚が編集したというオールスター論文集。各論文の冒頭に日本語版オリジナルの解題を付す。英語学、日本語学を問わず言語学関係者必読。

目次

序章 認知・機能的視点から言語構造を見る
第1章 概念化・記号化・文法
第2章 文法への機能主義的アプローチ
第3章 事象構造と言語構造
第4章 言語と思考の流れ
第5章 言語普遍的・類型論的観点から見た英語使役構文の意味論
第6章 創発的文法
第7章 プロトタイプ・カテゴリーとしての統語構文
第8章 言語のパタンに見る経験のパタン
第9章 WH疑問文の習得と言語習得の仕組み
第10章 メンタル・スペース、言語モダリティ、概念構造

出版社
商品紹介

ラネカー、ゴールドバーグ、ギヴォン、クロフトをはじめとする認知・機能言語学の代表的なアプローチを概観する10篇の論文集。

著者紹介

トマセロ,マイケル (トマセロ,マイケル)   Tomasello,Michael
主に幼児を対象とする発達心理学、異なる動物種の比較をする比較心理学、そして言語習得を切り口とした言語理論と、きわめて広い分野で活躍をみせる。1980年にジョージア大学で博士学位(実験心理学)取得。同大学で長らく研究にたずさわり、1998年以降はドイツに拠点を移してライプツィヒに新設されたマックス・プランク進化人類学研究所の発達・比較心理学部門ディレクターとして現在に至っている。ドイツではライプツィヒ動物園との協力のもと、ヴォルフガンク・ケーラー霊長類研究センターのディレクターもつとめる
大堀 壽夫 (オオホリ トシオ)  
東京都出身。カリフォルニア大学バークレー校大学院博士課程修了(Ph.D.1992)。現在東京大学大学院総合文化研究科准教授
秋田 喜美 (アキタ キミ)  
愛知県出身。神戸大学大学院博士課程修了。博士(学術、2009)。現在日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)
古賀 裕章 (コガ ヒロアキ)  
愛知県出身。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術、2010)。現在慶應義塾大学専任講師
山泉 実 (ヤマイズミ ミノル)  
東京都出身。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術、2010)。現在東京外国語大学ほか非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)