• 本

第五福竜丸から「3.11」後へ 被爆者大石又七の旅路

岩波ブックレット No.820

出版社名 岩波書店
出版年月 2011年10月
ISBNコード 978-4-00-270820-1
4-00-270820-9
税込価格 550円
頁数・縦 63P 21cm

商品内容

要旨

1945年の広島・長崎への原爆投下と2011年の福島原発事故とを結ぶ出来事として、アメリカの水爆実験により漁船第五福竜丸が被爆した1954年の「ビキニ事件」へ注目が集まっている。長い沈黙を経て唯一の証言者として知られるに至った元乗組員・大石又七氏の人生と思索の中に、人間と核との問題を考えるための根元的な視座をさぐる。

目次

1 二〇歳のビキニ事件
2 新たな航路へ―「語り手」として「書き手」として
3 終わらない旅の途上で

出版社
商品紹介

水爆実験による被爆の後、沈黙を経て語り部となった大石氏の人生を通して、人間と核との問題を問い直す。

著者紹介

小沢 節子 (コザワ セツコ)  
国際基督教大学卒業後、早稲田大学大学院にて日本近現代史を学ぶ。文学博士。早稲田大学などで現代史を教える傍ら、戦時期及び戦後社会と芸術表現との関わりについて研究をつづけている。主な著書に『「原爆の図」―描かれた「記憶」、語られた「絵画」』(岩波書店2002年・第五回倫雅美術奨励賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)