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平家物語・木曾義仲の光芒

SEKAISHISO SEMINAR

出版社名 世界思想社
出版年月 2012年2月
ISBNコード 978-4-7907-1552-8
4-7907-1552-3
税込価格 2,860円
頁数・縦 278P 19cm

商品内容

要旨

平家物語の中で平清盛とともに屹立する人物、1154年から84年に至る義仲の三十余年の生涯が放つ、ひたむきで純朴な一条の光を、信濃・北陸・京洛・琵琶湖畔にわたる足跡をたどりつつ、夢と野望と破綻と挫折の壮絶な時の中、虚実の狭間に追う。

目次

義仲と乳兄弟の物語を紡ぐ原点―母親の「託孤」と兼遠一族の「野望」
「横田河原合戦」の義仲造形―「武水別神社・八幡宮大本堂」からの発進
義仲受難の選択「人質・清水冠者の派遣」
延慶本平家物語の「火打合戦」―「厳島明神の託宣」と「平家衰亡の予言」と
義仲北陸合戦の展開―「火打合戦」から「篠原合戦」まで
「木曾大夫覚明」の役割と「滋野」「海野」の問題
義仲上洛の情意と平家物語の叙述姿勢
「法住寺合戦」の顛末
征夷大将軍源義仲と入道前関白松殿基房
義仲の最期
樋口次郎兼光の「名乗り」―義仲伝承の掉尾を飾る
幸氏―少年期の悲劇を乗り越えた鎌倉射手の生涯

出版社
商品紹介

平家物語で平清盛と人気を二分する木曾義仲。その生涯を多くの史料と実地調査を踏まえて復元する著者渾身の平家物語・義仲論の誕生。

著者紹介

武久 堅 (タケヒサ ツヨシ)  
1936年7月生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。広島女学院大学教授を経て、関西学院大学教授。現在、関西学院大学名誉教授(同大学院非常勤講師)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)