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産む身体を描く ドイツ・イギリスの近代産科医と解剖図

慶應義塾大学教養研究センター選書 11

出版社名 慶應義塾大学教養研究センター
出版年月 2012年3月
ISBNコード 978-4-7664-1933-7
4-7664-1933-2
税込価格 770円
頁数・縦 93P 19cm

商品内容

目次

第1章 イェーナ=ヴァイマル―イェーナ大学附属産院と専属絵画教師詩人ゲーテとその周辺(イェーナ大学附属産院創設の歴史
ゲーテとヴァイマルの「自由絵画学校」
ベルトゥーフが出版したローダーの『人体解剖図大全』 ほか)
第2章 ドレスデン―カール・グスタフ・カールス 科学と芸術の融合(幼年時代とライプツィヒ時代
ドレスデンでの活躍
宮廷侍医として ほか)
第3章 イギリスからの視座―表象としての「解剖図」(身体を描くということ―美術と医学の濃密な関係
「産む」ことと産婦人科学
「幸福な家庭」という表象とサブテキスト ほか)

出版社・メーカーコメント

写真もレントゲンもなかった19世紀、新しい医学分野「産科」へ男性医師が参入するためには、解剖図が不可欠だった。  ドイツのイェーナ=ヴァイマルのゲーテとその周辺の人物、画家で産婦人科医でもあったドレスデンのカール・グスタフ・カールス、18世紀以来のイギリスで関わったさまざまな人々を通して、産科が成立する過程と絵画芸術(解剖図)の関係を、解き明かす。