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里山のガバナンス 里山学のひらく地平

出版社名 晃洋書房
出版年月 2012年5月
ISBNコード 978-4-7710-2362-8
4-7710-2362-X
税込価格 3,300円
頁数・縦 323P 22cm

商品内容

要旨

人の手が入ることにより豊かな自然を育んできた里山。しかし、暮らしの変化とともに、里山は荒廃し続けている。危機に直面する里山を、いかに守っていくのか?本書では、里山保全の意義、理念、そしてガバナンスの諸問題を検討する。同時に、自然共生型社会の実現にむけて、里山の視点から「人と自然」の関係を考察する。

目次

第1部 里山保全の意義および理念(持続可能性の理論と里山的自然―フクシマ以後の里山学
里山からみた「法と共同性」の現在―コモンズ論的土地所有権論のための覚書
半自然草地生態系と人間への福利―西日本における現状と傾向)
第2部 里山保全の諸問題(里山の景観と災害防止―大震災を契機として
流域環境としての里山―琵琶湖辺コミュニティの取り組み
害獣駆除という狩猟―新規狩猟者による里山保全の可能性
バイオ炭と気候にやさしい農業生産―里山と農業の再生をめざして)
第3部 里山の変化、社会の変化(南大萱の環境史―江戸期以降の土地利用の変遷と生物相の変化
近代日本の河川行政史―ナショナリゼーション・近代化から環境の事業化へ
入会林野近代化法の45年と研究者―黒木三郎の法社会学と実践
国会発言に見られる里山言説の変動―計量的分析を通して)

著者紹介

牛尾 洋也 (ウシオ ヒロヤ)  
1960年生まれ。大阪市立大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、龍谷大学法学部教授
鈴木 龍也 (スズキ タツヤ)  
1956年生まれ。大阪市立大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、龍谷大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)