オートクチュール パリ・モードの歴史
文庫クセジュ 969
出版社名 | 白水社 |
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出版年月 | 2012年6月 |
ISBNコード |
978-4-560-50969-2
(4-560-50969-7) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 141,3P 18cm |
商品内容
要旨 |
システムの概要、その成立から発達までを時代背景と絡めて記述し、華やかな世界に隠れる経済的な実情を分析している。また、十九世紀半ばに始まる有名デザイナーの歴史・デザイン画を紹介。システムの厳密さがわかる貴重な資料「オートクチュール規約」を付録で掲載している点も特徴的である。 |
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目次 |
第1章 オートクチュールの夢と現実(夢 |
おすすめコメント
ファッションビジネスおよび社会のトレンドを映す鏡の役割を担ってきたオートクチュールの世界を、夢のような華やかさと経済的な現実という二つの面から分析。 世界的な資産家、芸能スター、王侯貴族など個人の顧客のために、コレクション発表会が年二回行なわれる。ショーの開催には莫大な資金が必要であり、プレタポルテとの競合、顧客の服装に対する価値観の変化などによりクチュール事業は赤字である。その損失を補うために、ブランドイメージを使った派生商品(香水・アクセサリーなど)によるビジネスで収益を高めているのが現実である。 他にも、十九世紀半ばに始まり現在に至る代表的なデザイナーたちを、彼らが描いたイラスト画を交えて紹介している。貴重な資料「オートクチュール規約」も掲載。