• 本

「国家主権」という思想 国際立憲主義への軌跡

出版社名 勁草書房
出版年月 2012年5月
ISBNコード 978-4-326-35160-2
4-326-35160-8
税込価格 3,630円
頁数・縦 346P 20cm

商品内容

文学賞情報

2012年 第34回 サントリー学芸賞・思想・歴史部門受賞

要旨

本書が扱うのは、「国家主権」をめぐる思想の歴史である。そこで描き出すのは、「立憲主義」の大きな流れが国際社会につくりだした変化の軌跡である。思想家たちは、われわれの生きる国際社会をどのように構想し、変えていったのだろうか。その起源と展開を追う。

目次

序章 国家主権が描き出す問題―前近代から近代へ
第1章 古典的立憲主義における主権概念―一七〜一八世紀
第2章 国民国家確立と立憲主義的主権の変容―一九世紀
第3章 国際連盟と国際立憲主義の登場―二〇世紀の始まり
第4章 国際立憲主義の進展と挫折―二つの世界大戦のあいだ
第5章 国際立憲主義の停滞―冷戦・脱植民地化の時代
第6章 新しい国際立憲主義の萌芽―一九七〇年代〜八〇年代
第7章 冷戦後世界における主権論―冷戦終結から二一世紀へ
終章 結論と展望

出版社
商品紹介

批判、侮蔑、無視、再解釈……あらゆる挑戦を受けてきた「国家主権」という思想。その起源と展開を追い、現在のすがたを照らし出す。

著者紹介

篠田 英朗 (シノダ ヒデアキ)  
1968年、神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業。ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)博士課程修了、Ph.D.(国際関係学)を取得。広島大学平和科学研究センター助手、ケンブリッジ大学客員研究員、コロンビア大学客員研究員などを経て、広島大学平和科学研究センター准教授(国際関係論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)