• 本

人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか スペイン サン・セバスチャンの奇跡

祥伝社新書 284

出版社名 祥伝社
出版年月 2012年7月
ISBNコード 978-4-396-11284-4
4-396-11284-X
税込価格 1,012円
頁数・縦 202P 18cm

商品内容

要旨

「三つ星レストラン」が3店「世界ベスト10レストラン」が2店―いま、世界中が注目する街。観光資源のない街が、たった10年で変われた理由。新しい食の運動「ヌエバ・コッシーナ」とは?―。

目次

第1部 なぜスペインに観光客が集まるのか?―徹底した「地域分権」という戦略(「世界一の美食の街」サン・セバスチャンとは
スペインはなぜ観光で大成功を収めているのか?
独自の文化を誇る謎の民族「バスク」とは)
第2部 サン・セバスチャンはなぜ美食世界一の街になれたのか(世界一の料理となった「ヌエバ・コッシーナ」とは
サン・セバスチャンの食文化
料理を「知的財産」にする
サン・セバスチャンの成功から日本が学ぶべきこと)

出版社・メーカーコメント

「三つ星レストラン」が3店 「世界ベスト10レストラン」が2店 いま、世界中が注目する街 ゆるキャラとB級グルメでは、世界の観光客は集まらない! 観光資源のない街が、たった10年で変われた理由 新しい食の運動「ヌエバ・コッシーナ」とは? ●科学技術を駆使した「分子料理法」 ●白衣を着た科学者が研究所で開発する新メニュー ●レシピは互いに公開する――「オープンソース」化 ●料理を大学の正式科目に ●いまや料理人はサッカー選手と並ぶスター ●街の男たちがみんなシェフになる――「美食倶楽部」 ■日本が「美食の街」から学ぶべき戦略とは スペイン・バスク地方にある人口18万人の小さな街、サン・セバスチャン。いま、ここは世界中から美味しいものを求めて人が集まる「美食世界一の街」として知られる。とくに観光資源のなかった街がなぜ、たった10年ほどで変われたのか。その背景には、美食を売り出す徹底した地域戦略があった。サン・セバスチャンでは、あたかもシリコンバレーがIT産業に特化したように、料理を知的産業として売り出そうとしているのだ。製造業だけでは限界にきている日本の活路は観光産業にある。日本が観光立国となるために、サン・セバスチャンに学ぶことが多くあるはずだ。

著者紹介

高城 剛 (タカシロ ツヨシ)  
1964年東京生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞。コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、メディアを超えて活動。近年はDJとしても国際的に活躍。総務省情報通信審議会専門委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)