• 本

大愚和尚語録・拾遺・行実

出版社名 禅文化研究所
出版年月 2012年7月
ISBNコード 978-4-88182-268-5
4-88182-268-3
税込価格 5,500円
頁数・縦 233,24P 22cm

出版社・メーカーコメント

行実は、明和五年(1768)に写された「大愚和尚行実並徒弟記 全」(岐阜南泉寺本)を底本に、語録は年紀不詳ながら無著道忠筆といわれる「大愚和尚語録」(京都龍華院本)を底本に、拾遺は年紀不詳の「大愚和尚語録拾遺」(岐阜正眼寺本)を底本にし、ほかに岐阜多福寺本、 京都法輪寺本も併せ見て本書の訓注を行なった。 語句索引付き。 愚堂東寔禅師(一五七七〜一六六一)、雲居希膺禅師(一五八二〜一六五九)、そして、この大愚宗築禅師(一五八四〜一六六九)。私はこの三人を自分勝手に「江戸前期の三大禅匠」と呼んでいる。この禅匠たちは、青年のころは行脚修行を共にし、大法なってからは、愚堂禅師は妙心寺に三住して一派の重鎮的存在となり、雲居禅師は松島瑞巌寺を中興し、道歌集『往生要歌』をもって庶民教化に勉め、大愚禅師はいわゆる「大愚派三十六刹」を開山中興して臨済禅の挙揚に励んだ。 ―能仁晃道 〈まえがき〉より