書店レビュー
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- 北国書林 辰口店 (石川県能美市)
このミステリーがすごい!2013第2位・本屋大賞ノミネートなど各賞に顔を出している作品です。当方は文庫になるまで待つ派なのですが、こちらは即読みたいと思い、3カ月連続刊行でT・U・Vがそれぞれ入荷する度に購入しました。ある少年がクリスマスに学校の屋上から転落死しました。警察は自殺としていましたが、ある日殺したのはいじめっ子3人組とする告発状が学校・警察・死んだ少年のクラス委員の女子のもとに届いたことから、関係者に衝撃が走りました。マスコミにも告発状が届いたことから、騒ぎになりました。やがて事件の筋道をたどるため等で、クラス委員の女子が発起人となり、いじめたとされる首謀格の少年を同意の上に被告とし、クラス委員長が裁判長・クラス委員の女子が検事・同じ塾だった他校の少年と発見者のクラスメイトが弁護人となり学校裁判が執り行われます。そして意外な真相が明らかになります。当方にとりまして印象的でしたのは、弁護人の、死亡した少年と塾が同じだった他校の少年が、なぜ告発状が出されたのか被告人のいじめっ子の少年の行動から検証しようとします。被告人が行った様々ないじめをしたかどうか“はいといいえ”で被告人が
(2013年3月15日)
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商品内容
要旨 |
クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した14歳。彼の死を悼む声は小さかった。けど、噂は強力で、気がつけばあたしたちみんな、それに加担していた。そして、その悪意ある風評は、目撃者を名乗る、匿名の告発状を産み落とした―。新たな殺人計画。マスコミの過剰な報道。狂おしい嫉妬による異常行動。そして犠牲者が一人、また一人。学校は汚された。ことごとく無力な大人たちにはもう、任せておけない。学校に仕掛けられた史上最強のミステリー。 |
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出版社 商品紹介 |
雪をまとって校庭に降り立った悪意。それはさらなる犠牲を求めて校舎を彷徨った。五年振りの現代ミステリー全三巻。ついに刊行開始。 |