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ちくま文庫 さ5−7
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2012年9月 |
ISBNコード |
978-4-480-42983-4
(4-480-42983-2) |
税込価格 | 924円 |
頁数・縦 | 275P 15cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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「家族とは」「夫婦とは」「女とは」そして「老いるということ」
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おすすめ度
- ブックス・キューブリック (福岡県福岡市中央区)
佐野洋子さんのエッセイ集。戦後を時には深く深く傷つきながらも、それでもたくましく駆け抜けていく著者の生い立ちに基づいたエッセイは、毎回読み応えがあります。様々な形で存在する愛について、また誰もが直面し避けられない老いるということをユーモアを含みつつも、著者の真の言葉で綴ってあります。決して、重たい言葉でたたみかけてくるわけではなく、サラリと軽く、それでいてチクッと心に刺さり、永く忘れられない言葉のセンスには脱帽です。佐野洋子さんのエッセイが初めての方は、できれば「神も仏もありませぬ」、「シズコさん」、「役にたたない日々」などを先に読んでいただくと、彼女の深い生い立ちがわかり、このエッセイ集にもっと違った形で入り込んでいただけると思います。是非!
(2014年2月25日)
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商品内容
要旨 |
「私の一生の中で大連の昭和20年8月15日より青い空はない。生徒の前に先生が一列に並んでいた、異様な空気だった」、中国で迎えた終戦の記憶から極貧の美大生時代まで。夫婦の恐るべき実像から何の役にも立たないとわかっているけれど読まずにいられない本の話まで。「卵、産んじゃった」などの単行本未収録作を新たに加えた、愛と笑いがたっぷり詰まった極上エッセイ集。 |
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目次 |
薬はおいしい |
おすすめコメント
中国で迎えた終戦の記憶から極貧の美大生時代、楽しい本の話など。新たに単行本未収録を追加しての愛と笑いのエッセイ集。