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ブラッディ・ジュエリーは真夜中に笑う

出版社名 幻冬舎
出版年月 2012年9月
ISBNコード 978-4-344-02245-4
4-344-02245-9
税込価格 1,540円
頁数・縦 335P 19cm

商品内容

要旨

2年前に自殺した腹違いの兄の墓参りをするため、避け続けてきた故郷に12年ぶりに帰ってきた綾乃。兄は高校時代の親友・日南子の恋人でもあった。翌日、綾乃は、顔を見る気もなかった父の前に引っ張りだされる。そこで聞かされたのは、驚愕のセリフ―私の議席は、お前が継げ!綾乃にはまったくそのつもりはない。だが、その夜、事件は起きた。綾乃は、幼馴染にして今は地元を牛耳る暴力団の組長・天堂に紹介された女ヤクザ・穂波とともに、兄の死の真相を探るため、街を疾走しはじめる。

出版社・メーカーコメント

大物政治家の妾腹・綾乃&元自衛官にして、今は女ヤクザの穂波。 コンビを組んだ二人が足を踏み入れたのは、政界のタブーだった!  綾乃は高校時代のクラスメイト・日南子の誘いで、久々に故郷に帰る。目的は、綾乃の腹違いの兄で日南子の恋人でもあった直樹の墓参りをすること。彼は父の秘書として働いていたが、数年前に自殺していた。墓参りを済ませると、そこに父の秘書が現れ、強引な形で父の前に引っ張り出される。なんと、父の口から出た言葉は、「俺の議席は、お前が継げ。」 即、父の申し出を断る綾乃だが、その夜、日南子とともに宿泊していたホテルで綾乃のベッドのそばから出火し、その火事の中で自分を置いて一人逃げていく親友の姿を目にしたのだ!次第に、本来父の議席を継ぐはずだった兄が、誰かによって殺されたということに気付き始める。綾乃は、幼馴染にして今は地元を牛耳るヤクザの組長・天堂に紹介された女ヤクザ・穂波とともに、兄の死の本当の理由を探り出していく。気鋭の新人作家が苦くハードに闘う女性の姿を描くミステリ!

著者紹介

牧村 一人 (マキムラ カズヒト)  
1967年千葉県生まれ。多摩美術大学卒業。2006年「俺と雌猫のレクイエム」で、第45回オール讀物推理小説新人賞を受賞。09年『アダマースの饗宴』で、第16回松本清張賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)