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珈琲屋の人々

双葉文庫 い−42−02

出版社名 双葉社
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-575-51526-8
4-575-51526-4
税込価格 681円
頁数・縦 334P 15cm
シリーズ名 珈琲屋の人々

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 小さな商店街にある喫茶店「珈琲屋」で語られる人間ドラマの連作短編。「珈琲屋」を訪れる人々のドラマであり行介と冬子のドラマでもある。夫の浮気、和菓子屋の娘の空回り、妻の介護、女性の計算高さなどなど。「初恋」で始まり「再恋」で終わる7つの物語。何があってもなくても、誰がいてもいなくても人生はずっとずっと続いていく。心にすうっと広がる温かくて少し苦い、池永さんが淹れてくれた最高の珈琲をどうぞ。

    (2013年7月7日)

商品内容

要旨

物語は「初恋」で始まり「再恋」で終わる―。東京のちいさな商店街にある喫茶店『珈琲屋』の主人・行介は、あることで人を殺した。当時、行介の恋人だった冬子は別の男性と結婚したが、行介が出所すると冬子は離婚していた。冬子に何があったのか…。商店街に暮らす人々が『珈琲屋』で語った人間ドラマを七編収録。情感溢れる連作短編集。

おすすめコメント

東京は下町の商店街にある『珈琲屋』。主人の行介はかつて、ある理由から人を殺していた……。心に傷を負った人間たちが、『珈琲屋』で語る様々なドラマを七編収録。情感溢れる筆致が冴える連作集。読み終えると、あなたはきっと熱いコーヒーが飲みたくなる。

著者紹介

池永 陽 (イケナガ ヨウ)  
1950年愛知県豊橋市生まれ。岐阜県立岐南工業高等学校卒業。グラフィックデザイナー、コピーライターを経て、98年『走るジイサン』で第11回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2006年『雲を斬る』で第12回中山義秀賞を受賞。現代小説から時代小説まで、人間の微妙に揺れる心理を描いて定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)