書店レビュー
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- 明文堂書店黒部店 (富山県黒部市)
小さな商店街にある喫茶店「珈琲屋」で語られる人間ドラマの連作短編。「珈琲屋」を訪れる人々のドラマであり行介と冬子のドラマでもある。夫の浮気、和菓子屋の娘の空回り、妻の介護、女性の計算高さなどなど。「初恋」で始まり「再恋」で終わる7つの物語。何があってもなくても、誰がいてもいなくても人生はずっとずっと続いていく。心にすうっと広がる温かくて少し苦い、池永さんが淹れてくれた最高の珈琲をどうぞ。
(2013年7月7日)
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商品内容
要旨 |
物語は「初恋」で始まり「再恋」で終わる―。東京のちいさな商店街にある喫茶店『珈琲屋』の主人・行介は、あることで人を殺した。当時、行介の恋人だった冬子は別の男性と結婚したが、行介が出所すると冬子は離婚していた。冬子に何があったのか…。商店街に暮らす人々が『珈琲屋』で語った人間ドラマを七編収録。情感溢れる連作短編集。 |
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おすすめコメント
東京は下町の商店街にある『珈琲屋』。主人の行介はかつて、ある理由から人を殺していた……。心に傷を負った人間たちが、『珈琲屋』で語る様々なドラマを七編収録。情感溢れる筆致が冴える連作集。読み終えると、あなたはきっと熱いコーヒーが飲みたくなる。