• 本

ピストルと荊冠 〈被差別〉と〈暴力〉で大阪を背負った男・小西邦彦

出版社名 講談社
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-06-217800-6
4-06-217800-1
税込価格 1,650円
頁数・縦 253P 20cm

商品内容

要旨

地元はもとより行政、財界が頼りにしたのは、組員で部落解放同盟支部長だった―。被差別部落で生まれ、極貧の生活から這い上がった男は、二〇〇六年に飛鳥会事件で逮捕され、その権勢を失う。七十四年の波乱万丈の生涯を描く“極道支部長”一代記。

目次

プロローグ
第1章 支部長誕生
第2章 ふたつの顔
第3章 銭の花
第4章 母の教え
第5章 ゆがんだ棺
エピローグ

出版社
商品紹介

ヤクザと部落解放運動活動家の二足のわらじをはき、莫大な富と権力を得た男・小西邦彦。この男の善と悪、天と地を描く本格評伝。

おすすめコメント

ヤクザと部落解放運動活動家の二足のわらじをはき、莫大な富と権力を握った男・小西邦彦。晩年に「飛鳥会事件」で逮捕され失意のなか、2007年にこの世を去った。バブルの時代には1ヵ月に呑み代1000万円、その力は市行政、警察、税務署、財界にまで及び権勢をふるった。昭和44(1969)年、部落解放同盟の支部長につき、40年の長きにわたりその職にあったが、次第に人生の目的は福祉事業へと変わってゆき、特別養護老人ホームや保育園の経営に邁進する。それは解放運動の関係者による不祥事が続き、運動が退潮してゆく時期となぜか重なった。人生の「貧富と清濁」を体現した男の波乱万丈、74年の生涯を描く本格評伝。昨年講談社ノンフィクション賞を受賞した筆者の、受賞後第一作

著者紹介

角岡 伸彦 (カドオカ ノブヒコ)  
1963年、兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒。神戸新聞記者などを経てフリーに。2011年、『カニは横に歩く―自立障害者たちの半世紀』(講談社)で第33回講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)