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希望の倫理 自律とつながりを求めて

出版社名 知泉書館
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-86285-142-0
4-86285-142-8
税込価格 3,850円
頁数・縦 271,9P 21cm

商品内容

要旨

3.11の大震災と原発事故を通して多くのしわ寄せが、弱い立場の人々や集団、地域に向けられ、様々な被害に対する責任が曖昧にされていく現実を目の当たりにした。専門を越えた研究者たちが不合理な社会のあり方と既成観念を批判し、未来を構想すべくフェミニズムの視点から討論を重ねて結晶した成果。

目次

1 「小さな声」からはじめる(「食」をめぐる「母たちの苦しみ」―フクシマとミナマタ
風俗を考える―買春処罰というアイデア
一人ひとりの生とつながり―中国の性暴力被害者と日本人が創ってきた関係)
2 社会的排除から包摂に向けて(「発達障害(者)」の増加は何を意味するか―共に生きる社会に向けて
ホームレスの人とはだれか―支援に関わって)
3 日本社会に生きるということ(百万葉のクローバー―生き難さと生きる意味
新しい共同性へ―集団同調主義から脱却
伝統的倫理観と“いのち”のゆくえ)

著者紹介

岡野 治子 (オカノ ハルコ)  
ボン大学哲学部比較宗教学Dr.phil.。元広島大学教授・フランクフルト大学など元客員教授。比較宗教学・フェミニスト神学
奥田 暁子 (オクダ アキコ)  
女性史研究者・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)