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離陸着陸 デザイン随想 新装版

出版社名 美術出版社
出版年月 2012年11月
ISBNコード 978-4-568-50515-3
4-568-50515-1
税込価格 2,420円
頁数・縦 405P 21cm

商品内容

要旨

日本のグラフィックデザインの礎を築いた、アートディレクター亀倉雄策の124編のエッセイ集。

目次

a(離陸着陸
三重苦の聖女 ほか)
b(アメリカのタイポグラフィック・デザイン
「伝統」について ほか)
c(正月逃れ
虹と太陽 ほか)
d(デザイン・コミッティーの遠足
武蔵野 ほか)
e(ポール・ランドを訪ねて
レスター・ビール家のパーティー ほか)
f(少年図案家
先生 ほか)

おすすめコメント

広告美術に関わるものが、まだ図版家と呼ばれていた当時から、常に日本のデザイン界の第一線で活躍していた亀倉雄策氏。 東京オリンピック、大阪万博といった、60―70年代の相次ぐ世界的なイベントの開催にともなって、亀倉氏の手掛けたポスターやマークなどは、一大国家事業の顔となったものが多い。 当時から、企業の経営トップと対等な関係を築き、企業と社会の接点でアートディレクターとして舵取りをしていた亀倉氏自身のデザインワークについての、デザイン批評、社会を見る眼など、わかりやすい語り口の124編のエッセイを収録。1972年に美術出版社より刊行された『デザイン随想 離陸 着陸』(絶版)を新装版として刊行。 新装版では、亀倉雄策氏とリクルート社にて長年仕事をともにしてきた、大迫修三氏(現日本グラフィックデザイナー協会事務局長)が、解説を執筆。 帯文に佐藤可士和氏の言葉を掲載。

著者紹介

亀倉 雄策 (カメクラ ユウサク)  
1915年新潟県生まれ。1933年日大二中を卒業し、太田英茂主宰の共同広告事務所に勤務。1938年日本工房に入社し、『NIPPON』や『カウパープ』など対外宣伝誌のアートディレクションを手がける。1951年日宣美設立に参画。1960年日本デザインセンター設立に参画し専務取締役となるが、1962年に独立して亀倉デザイン研究所を設立。朝日賞、毎日芸術賞をはじめとする内外の多くの賞を受賞。1980年紫綬褒章受章、1991年文化功労者に選ばれる。1993年ニューヨークADCのHall of Fame(殿堂)入りを果たし、1994年ワルシャワ美術アカデミー初の名誉博士号を授かる。日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)の会長を1978年の設立時より十六年務めた。1997年5月11日永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)