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日本の資本主義とフクシマ 制度の失敗とダイナミック・ケイパビリティ

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-7664-1991-7
4-7664-1991-X
税込価格 3,850円
頁数・縦 354P 20cm

商品内容

要旨

世界は原発危機から何を学ぶべきか。

目次

第1章 福島原発危機を日本の資本主義のなかに位置づける
第2章 日本の電力産業史と東京電力の戦略変化(原子力開発における政治的企業家と組織
電力産業の社会主義的性格
なぜ福島だったのかあ
福島第一原発建設後の東京電力の戦略変化―民間主導から官民協調へ
福島原発危機)
第3章 なぜ福島原発危機はおきたのか(システム事故と構造的不確実性
福島第一原発事故による基本財毀損問題
一つの世界としての共有無知―資本主義の呪縛とケイパビリティの欠如
共有無知としての福島原発危機の類推的推論)
第4章 日本の資本主義とビジネス・エコシステム・ガバナンス(みえる手は消えていない―電力産業の社会主義的性格の再検討
制度の複合的失敗に特徴づけられた日本の資本主義
多能とビジネス・エコシステム・ガバナンス)
第5章 競争と多様性のためのダイナミック・ケイパビリティ

著者紹介

谷口 和弘 (タニグチ カズヒロ)  
慶應義塾大学商学部教授。ケンブリッジ大学企業研究センター(イギリス)招聘フェロー。南開大学商学院(中国)訪問研究員。2010年‐2011年ケンブリッジ・ジャッジ・ビジネススクール(イギリス)アカデミック・ビジター、2008年‐2011年仮想制度研究所(VCASI)フェローなどを歴任。専攻は、比較制度分析、戦略経営論、会社と持続可能性(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)