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ビザンティン四福音書写本挿絵の研究

出版社名 創元社
出版年月 2012年11月
ISBNコード 978-4-422-14383-5
4-422-14383-2
税込価格 8,800円
頁数・縦 282P 27cm

商品内容

要旨

ローマ帝国を継承し、キリスト教国家として千年余の歴史を刻んだ東方の帝国。その遺産から、書物の概念さえ覆す豊かなメッセージを読み解く、コディコロジー(写本学)とイコノグラフィー(図像学)の新たな成果。図版多数。

目次

第1章 研究史と展望
第2章 大英図書館所蔵の四福音書写本の概観
第3章 特殊な四福音書写本
第4章 ビザンティン四福音書写本の画一性と多様性
第5章 大英図書館所蔵の典礼用福音書抄本と新約聖書写本の概観
第6章 ビザンティン帝国周辺地域に見られる四福音書写本挿絵
第7章 西方の福音書記者

出版社
商品紹介

ビザンティン帝国が神と人とをつなぐ手立てとして制作した福音書写本。美しい挿絵に込められた意味を読み解く。図版約120点。

おすすめコメント

ビザンティン帝国は千年以上にわたって広大な版図を維持し、自らをキリスト教世界の中心に位置づけた。そのため、神と人とをつなぐ手立てとして美しい挿絵をもつ福音書写本が数多く制作された。写本の物理的側面を分析するコディコロジーと、挿絵の主題を解釈するイコノグラフィーを組み合わせた手法で現存する福音書写本を研究し、定型の中にも多様性を示すそれらの挿絵に込められた象徴的な意味を読み解く。図版約120点収載。

著者紹介

瀧口 美香 (タキグチ ミカ)  
1966年東京生まれ。明治大学商学部准教授。早稲田大学大学院博士課程修了。ロンドン大学コートールド研究所にて博士号取得。ビザンティン美術史専攻。シリア、ヨルダンの舗床モザイク、クレタ島のフレスコ壁画、セルビア、コソボ、マケドニアの聖堂装飾にも関心を持ち、各国でフィールドワークを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)