• 本

オペラになった高級娼婦 椿姫とは誰か

アルス選書

出版社名 水曜社
出版年月 2012年12月
ISBNコード 978-4-88065-304-4
4-88065-304-7
税込価格 1,760円
頁数・縦 210P 19cm

商品内容

要旨

ルネサンスではコルティジャーナ、パリ宮廷ではクルティザンヌと呼ばれた高級娼婦たち。彼女たちはなぜ生まれたのか、どんな女性たちだったのか?その歴史と背景を風俗、絵画などの芸術から解き明かす。

目次

なぜ娼婦が生まれたか?
古典ギリシャ
古代ローマ
キリスト教の出現
ダンテとボッカッチョ
黒死病による意識改革
ルネサンスの高級娼婦
フランス絶対王朝の愛妾政治
フランス革命のリシャッフルから王政終了まで
ロマン派娼婦の誕生
前五世紀のアテネと十九世紀のパリの娼婦文化
モデルアルフォンシーヌ・プレシトクルティザンヌの世界
小説『椿姫』で美化されたマリの姿
オペラで理想化された“椿姫”の主人公

著者紹介

永竹 由幸 (ナガタケ ヨシユキ)  
昭和13年東京・築地生まれ。慶応義塾中等部の頃より歌舞伎座の三階立見席や藤原歌劇団練習所に通う。慶應大学オペラ研究会設立、慶應義塾百年記念に若杉弘指揮メノッティ「電話」を演出。三井物産入社後は同社イタリア修業生としてボローニャ大学留学。東京藝術大学講師、昭和音楽大学教授、尚美学園大学客員教授などを歴任。平成18年イタリア政府よりコンメンダトーレ勲章受章。2012年5月9日永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)