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精神分析技法の基礎 ラカン派臨床の実際

出版社名 誠信書房
出版年月 2012年11月
ISBNコード 978-4-414-41450-9
4-414-41450-4
税込価格 5,500円
頁数・縦 394P 22cm

商品内容

要旨

精神分析とはどのような技法で具体的に何をするのか。アメリカを代表するラカン派の精神分析家が、現在流行する他の精神分析の諸理論・技法との批判的対比を通して、明晰に描き出した好著。

目次

第1章 聴くlisteningと聞くhearing
第2章 質問をする
第3章 句読点を打つ
第4章 区切りを入れる(可変時間セッション)
第5章 解釈する
第6章 夢、白昼夢、幻想による作業
第7章 転移と逆転移の扱い
第8章 「電話分析」(精神分析状況のヴァリエーション)
第9章 正常化を行わない分析
第10章 精神病を治療する

出版社
商品紹介

ラカン派として著名な著者が他派の精神療法の理論と対比させながら、どのような技法で何をするのが精神分析なのかを明確にした好著。

おすすめコメント

アメリカを代表するラカン派の精神分析家ブルース・フィンクが,現在流行する精神療法の諸理論との対比を通じて,今われわれを取り巻く臨床環境のなかで,どのような技法で具体的に何をするのがラカン的な精神分析なのかを明確化した画期的な書。ラカンに関心のある人々はもちろん,ラカンは難解で具体的なイメージが湧かないと無関心でいた臨床家にとっても,実にクリアにその実践イメージを与えてくれる好著。

著者紹介

フィンク,ブルース (フィンク,ブルース)   Fink,Bruce
アメリカのデュケーヌ大学心理学教授、ラカン派の精神分析家。パリ第八大学で精神分析の博士号を取得。ラカンが死の直前に立ち上げた『フロイトの大義』学派で七年間の研鑽をつみ、現在そのメンバーである。ピッツバーグ精神分析協会にも所属し、多くの分析家の養成に携わっている
椿田 貴史 (ツバキタ タカシ)  
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。臨床心理士。専門は臨床心理学。現在、名古屋商科大学コミュニケーション学部教授
中西 之信 (ナカニシ ユキノブ)  
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。言語聴覚士。専門は失語症言語臨床・「言語と人間」論・精神分析学
信友 建志 (ノブトモ ケンジ)  
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は思想史・精神分析。現在、龍谷大学、京都大学で非常勤講師
上尾 真道 (ウエオ マサミチ)  
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は精神分析・精神医療史・思想史。現在、学術振興会特別研究員(PD)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)