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リーダーシップ3.0 カリスマから支援者へ

祥伝社新書 306

出版社名 祥伝社
出版年月 2013年2月
ISBNコード 978-4-396-11306-3
4-396-11306-4
税込価格 902円
頁数・縦 268P 18cm

商品内容

要旨

企業や国家の運営が不振に陥ると、必ず起こるのが「カリスマ」リーダーを待ち望む声だ。確かにカリスマは危機を乗り越える強い力を持っている。しかし、本当に必要とされるリーダーは、時代によって変化する。中央集権型のリーダーシップ1.0、変革型のリーダーシップ2.0を経て、現在必要なのは支援型のリーダーシップ3.0だ。本書では、この3.0型のリーダーの特徴や条件、そして実際にどのような企業で実践されているのかを見る。実は、永平寺が長らくこの3.0的運営をしてきたなど、日本はリーダーシップ3.0に向いている国なのである。新たなリーダーの可能性を、この一冊に探る。

目次

第1章 時代によるリーダーシップの変遷(リーダーシップ1.0―権力者(中央集権) 一九〇〇〜一九二〇年代まで
リーダーシップ1.1―権力者(分権) 一九三〇〜一九六〇年代 ほか)
第2章 リーダーシップ3.0とは何か(リーダーシップ3.0が生まれた背景
リーダーシップ3.0―支援者 二〇〇一年〜 ほか)
第3章 リーダーシップ3.0を実践している企業(HCLテクノロジーズ
ザ・リッツ・カールトン ほか)
第4章 永平寺に学ぶリーダーシップ3.0―企業以外の組織での事例(永平寺―日本古来のリーダーシップ3.0
大学の自主ゼミナールが育む「自律」 ほか)
第5章 「3.0」リーダーに必要とされるもの(リーダーシップ3.0に必要な要素とは
日本人が「3.0」リーダーとなるために必要なこと)

おすすめコメント

いつの時代もリーダーは求められている。とくに不況の時代には、企業のリーダーにそうした理想像が求められる。実際、米アップルのCEOを務めたスティーブ・ジョブズや、かつての松下幸之助、本田宗一郎が理想のリーダーとして語られている。しかし、時代とともに必要とされるリーダー像は変遷している。中央集権のリーダーシップ1.0、変革者としてのリーダーシップ2.0、そして今必要とされているのは、支援型のリーダーシップ3.0なのである。本書では、このリーダーシップ3.0がどのようなものなのか、そしてそれを実現するためにどうすればよいのかを、実際の企業の事例で考察する。

出版社・メーカーコメント

もう、ジョブズはいらない! 時代は、“トップダウン”ではなく“支援型”のリーダーへ 時代とともに変化してきたリーダーの姿 Ver.(バージョン) 1.0 権力者〈中央集権〉型 ヒエラルキーの頂点から指示 1.1 権力者〈分権〉型 権限を責任者に委譲することでコントロール 1.5 調整者型 協調や一体感を促すことで全体を牽引(けんいん) 2.0 変革者型 組織を大胆に変革することで再生 そして…… 3.0 支援者型 トップダウンでなく、個人を支援して能力を引き出す ■いま、必要とされるリーダーの姿とは? 企業や国家の運営が不振に陥(おちい)ると、必ず起こるのが「カリスマ」リーダーを待ち望む声だ。確かにカリスマは危機を乗り越える強い力を持っている。しかし、本当に必要とされるリーダーは、時代によって変化する。 中央集権型のリーダーシップ1.0、変革型のリーダーシップ2.0を経て、現在必要なのは支援型のリーダーシップ3.0だ。本書では、この3.0型のリーダーの特徴や条件、そして実際にどのような企業で実践されているのかを見る。実は、永平寺(えいへいじ)が長らくこの3.0的運営をしてきたなど、日本はリーダーシップ3.0に向いている国なのである。新たなリーダーの可能性を、この一冊に探る。

著者紹介

小杉 俊哉 (コスギ トシヤ)  
1958年生まれ。早稲田大学法学部卒業。マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院修士課程修了。NEC、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ユニデン人事総務部長、アップルコンピュータ人事総務本部長を歴任後独立。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授を経て、同大学SFC研究所上席所員。合同会社THS経営組織研究所代表社員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)