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白河法皇 中世をひらいた帝王

角川ソフィア文庫 SP I−111−1

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2013年4月
ISBNコード 978-4-04-409204-7
4-04-409204-4
税込価格 859円
頁数・縦 277,9P 15cm

商品内容

要旨

賀茂川の水、双六の賽、山法師。この「三不如意」以外すべて意のままに出来る。絶大な権勢を誇り、そう豪語したと伝えられる白河法皇。果たして彼は専制君主だったのか。摂関家、強訴する武装僧侶など政治勢力が競合する中世にあって、天皇の権威を守り、天皇制を存続させるために何が必要だったのか。院近臣や武士勢力の育成、院政という新たな政治制度の創出―。謎多き白河法皇の実像を問い直し、稀代の専制君主を生み出した歴史の真実に迫る。

目次

第1章 専制君主の誕生(父、後三条天皇
専制君主への道)
第2章 院政とは(王の人事
上皇と天皇の関係 ほか)
第3章 だれが院政を担ったのか(変わる貴族
台頭する武士)
第4章 強訴の時代(なぜ強訴するのか
王家の権威)
第5章 都市王権としての院政(平安京と白河
鳥羽と宇治)

出版社・メーカーコメント

賀茂川の水、双六の賽、山法師。これ以外思い通りにならないものはないと豪語した白河法皇。激動の時代にあって、角逐する政治勢力から天皇制を守るために院政を生みだした「専制君主」の、知られざる実像に迫る。

著者紹介

美川 圭 (ミカワ ケイ)  
1957年、東京生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程指導認定退学。京都大学博士(文学)。日本中世史専攻。現在、立命館大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)