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勝小吉と勝海舟 「父子鷹」の明治維新

日本史リブレット人 066

出版社名 山川出版社
出版年月 2013年4月
ISBNコード 978-4-634-54866-4
4-634-54866-6
税込価格 880円
頁数・縦 94P 21cm

商品内容

要旨

勝小吉と勝海舟は、ともに閉塞した幕末江戸の下級旗本の世界に生まれた。小吉は脱出できなかったが、その代わり自叙伝のなかでその生活ぶりを描写してくれた。海舟は、黒船来航を機に、みずから閉塞社会に風穴を開けて飛びだすことに成功し、幕末の陸軍総裁、明治国家の伯爵にまでのぼりつめた。一八〇二年に生まれた親の小吉と、一八九九年に没した子の海舟が、二人して明治維新をはさむ十九世紀をフルに生きたストーリーである。

目次

1 小吉の生涯―『夢酔独言』の世界(父子鷹
養家と生家 ほか)
2 麟太郎の小普請組脱出―咸臨丸で太平洋を渡る(16歳で家を継ぐ
オランダ語を学ぶ ほか)
3 神戸海軍操練所の時代―夢の実現に向けて(幕府海軍の創建
家茂の英断―操練所開設 ほか)
4 敗戦処理の海舟―幕府の最期を看取る(しばしの閑居
長州戦争の後始末 ほか)
5 明治の海舟―「行蔵は我にあり」(明治政府の役職に就く
伯爵に叙せられて ほか)

出版社
商品紹介

自伝『夢酔独言』で知られる小吉と,江戸無血開城を成し遂げた海舟。激動する維新期を前後にして,下層の御家人社会出身として苦闘した,親子二人の生き方をたどる。

著者紹介

大口 勇次郎 (オオグチ ユウジロウ)  
1935年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専攻、日本近世史。現在、お茶の水女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)