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子どもの世紀 表現された子どもと家族像

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2013年7月
ISBNコード 978-4-623-06576-9
4-623-06576-6
税込価格 5,500円
頁数・縦 341,14P 22cm

商品内容

要旨

英米児童文化と教育の社会史に現れた子どもと家族像を、総合的・文化史的にとらえた、“驚き”に満ちた新しい子ども文化論。

目次

第1部 子どもの時間と空間(子ども空間の社会史的変貌―遊びと学びの文化変容
映像化から環境化へ―ファンタジーの生むハイパーリアリティ
動物物語と家族―現代的意義と可能性)
第2部 家族の時間と空間(ヴィクトリア朝絵画の“家族/聖家族”を読み解く―ミレイの「両親の家のキリスト」を手がかりに
政治的保守主義と教育的革新主義のあいだ―サラ・トリマー再評価論をめぐる一考察
ヴィクトリア時代の家庭教育と女子教育―「家庭の天使」像の揺らぎと親子関係
死と復活の物語―キリスト教ファンタジーの子ども像)
第3部 家族のイメージ(『小公女』における家族の肖像―理想・虚構・現実
“家族”を求め続けた天才魔法使い―J.K.ローリングの“ハリー・ポッター”シリーズ
カナダ作家が描く家族―キット・ピアソンの『やさしい騎士』をめぐって
多様化する家族―子育てする少年たち)
第4部 子どもと家族の未来(ドナ・ジョー・ナポリ作品の母娘像―昔話を現代化するということ
ヒラリー・マッカイ作“カッソン家”シリーズの理想と現実―芸術一家の変化をたどる
秘密のキスは誰のもの?―映画『ピーター・パン』(二〇〇三年)が描く家族
仮面の下に潜むもの―カニグスバーグと少女アンネ
少女の描く家族ファンタジー―〈ウィーツィ・バット〉シリーズにみるポストモダン・ファミリー)

著者紹介

神宮 輝夫 (ジングウ テルオ)  
青山学院大学名誉教授
高田 賢一 (タカダ ケンイチ)  
青山学院大学教授
北本 正章 (キタモト マサアキ)  
青山学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)