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人生をひもとく日本の古典 第3巻

つながる

出版社名 岩波書店
出版年月 2013年8月
ISBNコード 978-4-00-028643-5
4-00-028643-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 154P 20cm
シリーズ名 人生をひもとく日本の古典

商品内容

要旨

この世のなかで、他人とかかわりなく生きて行くことは、できません。人とのつながりのなかにこそ自分自身が存在しています。娘の恋人を苦々しくも祝福するスサノオ、気心の知れた友の早世をなげく紫式部、どこまでも母親思いの頼山陽…。親子の絆、夫婦の機微、友情と信頼など、人と人とのつながり、さまざまな結びつきを探ります。

目次

1 出会い、そして別れ(雲は無心か有情か―『閑吟集』二三五
離れていてこそ―『源氏物語』総角巻 ほか)
2 夫婦の機微(政略結婚にも情愛がある―『万葉集』巻二・一〇三、一〇四
ああ、よかった、二人でいられるね―蕪村の句 ほか)
3 親子の絆あるいは絆(元祖・老老介護―御伽草子『二十四孝』
親子の縁―『平家物語』巻二「少将乞請」 ほか)
4 友情と信頼(女の友情―『枕草子』第七十二段
友情は喜び?それとも束縛?―上田秋成『雨月物語』「菊花の約」 ほか)
5 縁は異なもの(これもまた愛の暮らし―『発心集』第一「高野の辺の上人、偽って妻女を儲くる事」
あなたの気持ちはわかりました―歌舞伎十八番「勧進帳」 ほか)

出版社
商品紹介

親子の絆、夫婦の機微、友情と信頼、師弟の交わりなど、古典のなかに描かれたさまざまな人間模様を探る。

著者紹介

久保田 淳 (クボタ ジュン)  
1933年生。東京大学名誉教授。日本中世文学・和歌文学専攻
佐伯 真一 (サエキ シンイチ)  
1953年生。青山学院大学教授。日本中世文学・軍記物語専攻
鈴木 健一 (スズキ ケンイチ)  
1960年生。学習院大学教授。日本近世文学専攻
高田 祐彦 (タカダ ヒロヒコ)  
1959年生。青山学院大学教授。平安時代文学専攻
鉄野 昌弘 (テツノ マサヒロ)  
1959年生。東京大学教授。日本古代文学専攻
山中 玲子 (ヤマナカ レイコ)  
1957年生。法政大学教授・法政大学能楽研究所所長。日本中世文学・能楽専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)