「名前を書けば誰でも入れる」「小学校の算数を教えてくれる」「出たところで高卒の仕事」……　それでも子供を、大学に行かせますか？　●──今、日本に大学はなんと、782校！（国公立176校、私立606校）　●──今、浪人生は全盛期の7分の1、56000人だけ。これは全受験生のたった8.5%　●──大学進学者は2012年、2人に1人に　●──4年制大学はこの10年で1.5倍。短大は3分の1に　●──定員割れの私立大学は47%も　●──看護学科は9大学から180大学に激増……　■お父さんの知らない「大学残酷物語」大学入試の過熱がピークだった1992年、受験生は123万人もいた。が、2012年には18歳人口自体が119万人に激減し、受験生は3割も減ってしまう。一方、大学の学部新設が相次ぎ、競争率は急低下。私大の半分が定員割れの異常事態に陥（おちい）った。9大学にしかなかった看護学科が、今やなんと180大学にあることをご存知だろうか？　生き残りを賭けて、大学はいかに学生を集めているのか。奇策を繰（く）り出すあの手この手は、涙なしには語れない。ここまで変わった、大学全入時代のキャンパス事情を徹底紹介！