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賃上げはなぜ必要か 日本経済の誤謬

筑摩選書 0086

出版社名 筑摩書房
出版年月 2014年2月
ISBNコード 978-4-480-01593-8
4-480-01593-0
税込価格 1,980円
頁数・縦 374,5P 19cm

商品内容

要旨

日本経済が力強さを取り戻せない。その原因は、過剰な企業貯蓄にある。90年代以降、企業は国内投資と人件費を抑制し、内部留保を増大させた。その結果、経済全体の資金循環が大幅に狂った。経済を正常に戻すには、賃上げを行い、資金循環の再始動が必要だ―。本書では、市場メカニズムを分析し、(苦しまぎれの金融政策ではなく)労働市場を通じて経済を動かす方法を考える。正統的なマクロ経済学者による、大胆で現実的な日本経済論。

目次

第1章 成長と循環のあいだ
第2章 増大する非正規労働者をどうとらえるか
第3章 ミドルの不満と閉塞の構造
第4章 要塞化する日本企業
第5章 自分を見失った政府
第6章 少子化と家庭の変容
第7章 立ちすくみの構造

出版社
商品紹介

日本経済の復活には、賃上げを行い、資金循環の再始動が必要だ。金融政策ではなく労働政策を通じて経済全体を動かす方法を考える。

著者紹介

脇田 成 (ワキタ シゲル)  
1961年京都府生まれ。マクロ経済学者、首都大学東京大学院社会科学研究科教授。東京大学経済学部卒業。博士(経済学)。日本経済を総体的に論じる視点をそなえるマクロ経済学者。内閣府経済の好循環実現検討専門チーム会議委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)