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マルチフェロイクス 物質中の電磁気学の新展開

基本法則から読み解く物理学最前線 2

出版社名 共立出版
出版年月 2014年2月
ISBNコード 978-4-320-03522-5
4-320-03522-4
税込価格 2,200円
頁数・縦 145P 21cm

商品内容

目次

第1章 マルチフェロイクスの面白さ
第2章 マクスウェル方程式と電気磁気効果
第3章 物質中の磁気双極子
第4章 電気磁気効果の熱・統計力学
第5章 線形の電気磁気効果
第6章 非線形の電気磁気効果
第7章 光学応答の古典論と量子論
第8章 マルチフェロイクスの光学応答
付録 参考文献

出版社
商品紹介

物質中の電磁気学の新たな発見。マルチフェロイクスとは何か?第一線の研究者が研究の最前線を基本法則からていねいに解説。

出版社・メーカーコメント

電磁気学は完成した学問であると考えられているが,現在,物質中の電気と磁気の結合が大きな注目を集め,改めて基礎研究が行われている。特に,「マルチフェロイクス」と総称される一連の物質群の中では,マクスウェル方程式では考慮されていない電気と磁気の結びつきが存在する。この電気と磁気の結びつきを利用することで,従来の電磁気学では考えられない物理現象が発見されている。本書では,物理学を学びつつある,あるいは一通り学んだ学部生,大学院生,社会人,研究者を対象として,「マルチフェロイクス」に関する研究の最前線を紹介する。本シリーズ「基本法則から読み解く 物理学最前線」の趣旨に則り,学部の1年生から3年生の段階で学ぶ電磁気学,熱・統計力学,量子力学,量子化学などの基本的な法則から一歩一歩概念を書き進めていくことで,最先端の研究を理解できるように構成を考えた。これらの基本法則は,マルチフェロイクスのみならず,物性物理学の幅広い研究分野の最前線を理解するうえでも必要となる共通知識でもある。本書の内容は,物理学の基本法則がどのように物性物理学の最前線と接点を持っているのかを理解するうえでも,大いに役立つだろう。

著者紹介

有馬 孝尚 (アリマ タカヒサ)  
1988年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。1994年東京大学博士(理学)。1988年東レ株式会社高分子研究所。1991年東京大学理学部助手。1995年東京大学大学院工学系研究科助手。筑波大学大学院物質工学系助教授。2004年東北大学多元物質科学研究所教授。2011年東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。2007より理化学研究所を兼務。専門、物質科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)