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限界にっぽん 悲鳴をあげる雇用と経済

出版社名 岩波書店
出版年月 2014年3月
ISBNコード 978-4-00-022798-8
4-00-022798-X
税込価格 1,980円
頁数・縦 232,6P 19cm

商品内容

要旨

「追い出し部屋」と呼ばれる部署がある。そこで、過酷なノルマ、連日のダメ出しによって退職を迫られる社員たち。一方、「超国家企業」は、人切りのあげくに、人材を安く買い叩こうとしている。このにっぽんでは、正社員も非正規社員も、安心して働くことは不可能になった。「追い出し部屋」は、私たちの社会がたどり着いた限界の象徴だ。そこで何が起きているのか、なぜこんなことになってしまったのか。大反響を呼んだ朝日新聞連載を単行本化!

目次

第1章 貧困と生活苦のにっぽん(夜をさまよう「マクド難民」―非正規の職まで失う
マクド難民予備軍―「稼ぎ悪すぎ、アパートなんて」 ほか)
第2章 追い出し部屋―にっぽんの「勝ち組」がたどり着いた先(配属先は「追い出し部屋」
追い出し部屋次々(1)―「客つくれ、会社来なくていい」 ほか)
第3章 人切り社会にっぽん(再就職支援ビジネス―「全力で支援、なんてウソだ」
派遣に代わり増える出向―「異業種でも、仕事あれば」 ほか)
第4章 「超国家企業」という荒波―空洞化するにっぽんの雇用(ユニクロ、世界で賃金統一―「超国家企業」が揺さぶる雇用
フラット化する賃金―「国内に残すなら賃下げ」 ほか)
第5章 偽りの成長戦略―雇用なきにっぽんの姿(介護バブル―群がるファンド
「介護を成長産業に」の陰で―「なぜ突然値上げするのか」 ほか)

出版社
商品紹介

このにっぽんでは、正社員も非正規社員も、安心して働くことはもはや不可能になった。限界を迎えた私たちの生が、ここにある。