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激変!「糖尿病治療薬」最前線 キーワードは「低血糖を起こさない」「やせる」「血糖コントロールがラク」

ワニブックス|PLUS|新書 113

出版社名 ワニ・プラス
出版年月 2014年4月
ISBNコード 978-4-8470-6070-0
4-8470-6070-9
税込価格 880円
頁数・縦 223P 18cm

商品内容

要旨

糖尿病の治療に朗報がもたらされた。2014年1月に、魔法の新薬「SGLT2阻害剤」が厚労省から承認され、4月から順次、6製品が発売されることになったのだ。この新薬は、糖尿病に関係のある膵臓に働きかける今までの薬剤と違い、腎臓から体内に再吸収される「糖」を、外に出してしまう(糖の再吸収を阻害する)という画期的なアプローチで血糖値を下げ、体重減少効果も期待されている。新薬に詳しい都内屈指の糖尿病クリニックの院長が、糖尿病治療がどう変わっていくかを徹底解説。

目次

第1章 腎臓、胃、腸管をターゲットにした糖尿病治療の新発想
第2章 SGLT2阻害剤は、なぜ「魔法の新薬」といわれるのか
第3章 もっとよく知るためのSGLT2阻害剤Q&A
第4章 1週間に1回の注射も登場した「夢の新薬」インクレチン療法
第5章 食欲を低下させ体重の減る治療薬―メトホルミン
第6章 低血糖を起こさず心筋梗塞の予防にもなる治療薬―αグルコシダーゼ阻害剤
第7章 体重は増えるが安心なインスリン抵抗性改善薬―ピオグリタゾン
第8章 脂を便中に捨てて、やせることができる治療薬―膵リパーゼ阻害剤
第9章 多少の低血糖は覚悟してでも、少しは必要なSU剤の作用
第10章 新薬で治療はこう変わる。患者たちの「未来予想図」
第11章 予備軍(境界型糖尿病患者)のための「発症予防外来」の創設は実現可能か

出版社・メーカーコメント

インスリンだけが薬じゃない!「魔法の新薬」SGLT2阻害剤で、世界が変わる。「夢の新薬」GLP1の週1回注射で、生活が変わる。「糖尿病が治る時代」がすぐそこに来た! 糖尿病患者および予備軍は、日本国内で2000万人以上。国民の5人に1人が悩まされている糖尿病の治療に朗報がもたらされました。話題の魔法の新薬「SGLT2阻害剤」が、ついにこの4月から順次発売されることになったのです。発売前から医学界で、そして糖尿病関係者の間で注目を集めているこの新薬は、糖尿病に関係のある膵臓に働きかける今までの薬剤と違い、腎臓から体内に再吸収される「糖」を、薬で外に出してしまうという画期的なアプローチで血糖値を下げます。新薬に詳しい都内屈指の糖尿病クリニックの院長が、糖尿病治療がどう変わっていくかを徹底解説。最新治療薬のすべてがわかります。

著者紹介

鈴木 吉彦 (スズキ ヨシヒコ)  
糖尿病専門医。HDCアトラスクリニック院長。日本医科大学客員教授。山形県生まれ。1983年、慶應義塾大学医学部卒業後、東京都済生会中央病院内科勤務。その後、東京女子医科大学糖尿病センターで研修、国立栄養研究所客員研究員などを経て、2010年より現職。専門は糖尿病の食事療法、神経障害、インクレチン療法、インスリン療法、血糖自己測定、患者教育と多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)