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絞り出しものぐさ精神分析

出版社名 青土社
出版年月 2014年5月
ISBNコード 978-4-7917-6786-1
4-7917-6786-1
税込価格 1,980円
頁数・縦 278P 20cm

商品内容

要旨

国家は幻想、時間も幻想、愛と性、自我も幻想―、すべては幻想とする「唯幻論」。母子問題・人間関係から、国家権力構造そして近隣外交まで、日本が直面する難題に、快刀乱麻の切れ味で明快に迫る。

目次

1(敗兵たちの亡霊
原発と皇軍
歴史のなかの原子力発電
日韓関係の問題
日韓関係に関する疑問
戦後は終らない
中国のナショナリズム
日本人はなぜ西郷びいきか
聖俗分離と和魂洋才
ジョン・ダワー『忘却のしかた、記憶のしかた』
皇室の適応能力
二つの自己に引き裂かれた日本)
2(唯幻論始末記
唯幻論批判に対する反批判
唯幻論の背景
フロイト理論とは何か
動物行動学と精神分析)
3(通じ合わない心
自分に嘘をつかない
足を引っ張りたい心―嫉妬、この厄介なもの
談志師匠と精神分析
草食系男子について
わたしの太宰治
人生に意味はあるか―アンケート
私の丸中丸高時代
ものぐさ老人日記
わたしの死亡記事)

著者紹介

岸田 秀 (キシダ シュウ)  
1933年、香川県生まれ。精神分析者。1956年、早稲田大学文学部心理学科卒業、59年、同大学大学院修士課程修了。和光大学人間関係学部教授を経て、2004年、和光大学を定年退職。「人間は本能が壊れた動物」であり、幻想・物語に従って行動しているという「唯幻論」をもとに、文化・社会・歴史など幅広い分野を考察(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)