• 本

女はいつからやさしくなくなったか 江戸の女性史

平凡社新書 742

出版社名 平凡社
出版年月 2014年7月
ISBNコード 978-4-582-85742-9
4-582-85742-6
税込価格 924円
頁数・縦 254P 18cm

商品内容

要旨

中世以来の伝統にエロチックさを加味した「やさしさ」が、近世初期、ありうべき女性像の根本的な資質だった。けれども、漢字ブームが女たちをもとらえ、女筆の仮名の手習いから文字の上の平等の地平へと超え出るとき、新しい生活条件が求める新しい知識を欲求する彼女たちは「女大学」をむしろ例外とする儒教教育をも力としつつ、「艶にやさしい」存在であることから、地女という新形態へと脱皮する。地女とは何か?

目次

1 料理は男―近世前期の女の仕事
2 女はやさしく
3 遊女も「やさしい」
4 「やさしい女」と「貞女」
5 漢字を書きたがる女たち
6 儒教と女性
7 やさしくない女たち―地女登場

著者紹介

中野 節子 (ナカノ セツコ)  
1948年、金沢生まれ。金沢大学法文学部卒業。元金沢大学教授。専攻、日本近世史。博士(人文科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)