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回顧七十年

改版

中公文庫 さ4−2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2014年9月
ISBNコード 978-4-12-206013-5
4-12-206013-3
税込価格 1,100円
頁数・縦 289P 16cm

商品内容

要旨

二・二六事件の熱さめやらぬ昭和十一年五月、議会での「粛軍演説」で喝釆を浴びた民政党議員・斎藤隆夫は、四年後に「支那事変処理」についての質問演説を問題視され除名処分を受けた。陸軍を中心とする「革新」派が台頭する中、「現状維持」を訴えてやまなかった保守政治家の自伝。

目次

上京し、弁護士となる
アメリカに留学
衆議員議員に初当選
立憲同志会結党のころ
無念の内閣不信任案提出
議会で謝罪文を朗読
続けて二児を失う
利あらず落選
関東大震災
議席を回復〔ほか〕

著者紹介

斎藤 隆夫 (サイトウ タカオ)  
1870年(明治3)、兵庫県に生まれる。東京専門学校(現在の早稲田大学)を卒業、弁護士となり、渡米してエール大学に学ぶ。1902年(明治35)以降、衆議院議員当選十三回。二・二六事件直後の特別議会で粛軍演説を行い、また40年(昭和15)2月、日中戦争に関する質問演説を行って大陸政策を批判し、そのため圧倒的多数の投票により議員を除名された。戦後は第一次吉田内閣、片山内閣の国務大臣となる。49年(昭和24)10月死去、七十九歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)