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左翼はなぜ衰退したのか

祥伝社新書 386

出版社名 祥伝社
出版年月 2014年10月
ISBNコード 978-4-396-11386-5
4-396-11386-2
税込価格 880円
頁数・縦 226P 18cm

商品内容

要旨

日本は右翼化している。他国からもそう見られている。ネット上や各種媒体では左翼攻撃が激しく行なわれ、国勢選挙の結果を見れば、左翼陣営が縮小していることは明白だ。今世紀に入って国会で新たな議席を得た政党はみな右寄りの党で、今や「保守」が国民の標準スタンスの観がある。日本において、急激に左翼が退潮したのはなぜか。どんな変化によって、それは起こったのだろうか。露命をつなぐ左翼には、もう未来はないのだろうか。左翼の衰退を経済との関係性の中で分析していく、もう一つの日本近現代史!

目次

第1章 消えてゆく左翼の重要
第2章 尊王攘夷と右翼の出発
第3章 テロリストと啓蒙思想
第4章 中国・韓国の恨み
第5章 輸入された左翼
第6章 右翼の勝利と日本の破綻
第7章 敗戦の先送りと軍・右翼への反発
第8章 左翼優位の戦後日本
第9章 増税を拒否する左翼
第10章 21世紀は右翼の時代か

出版社・メーカーコメント

もう、自由と抵抗の旗は立たないのだろうか? 「左翼の流れ」から見た、日本の近現代史 なぜ21世紀に右翼化が進んだのか── 5つのポイント 1 経済の不調 2 インテリ=知識層の変化 3 左翼の目標喪失 4 資本主義の再起動 5 東アジアの勢力図の変化 ■壮大な「負け戦」を戦い続けた左翼の今後は? 日本は右翼化している。他国からもそう見られている。ネット上や各種媒体では左翼攻撃が激しく行なわれ、国勢選挙の結果を見れば、左翼陣営が縮小していることは明白だ。今世紀に入って国会で新たな議席を得た政党はみな右寄りの党で、今や「保守」が国民の標準スタンスの観がある。日本において、急激に左翼が退潮したのはなぜか。どんな変化によって、それは起こったのだろうか。露命(ろめい)をつなぐ左翼には、もう未来はないのだろうか。左翼の衰退を経済との関係性の中で分析していく、もう一つの日本近現代史!

著者紹介

及川 智洋 (オイカワ トモヒロ)  
1966年、岩手県生まれ。1990年、東北大学法学部卒業、朝日新聞社に勤務。旭川支局、社会部、be編集部などで記者を務める。日本の近現代史、政治史に関心があり、現在、放送大学大学院で、第二次大戦後の日本に社会民主主義が根づかなかった理由について、民社党を題材に論文作成を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)