• 本

或るろくでなしの死

角川ホラー文庫 Hひ1−2

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2014年10月
ISBNコード 978-4-04-102161-3
4-04-102161-8
税込価格 748円
頁数・縦 299P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 7つの短編が収められています。
    厚さのない本なので、
    それぞれの物語は本当に短いのですが、
    描かれる「死に様」が非常に印象的です。
    切ない気持ちになるものや、
    なんともやりきれない気持ちになるもの、、、。

    一気に全部読むより、
    ひとつ読んだら余韻をじっくり味わって、
    それから次へ、、、というように
    ゆっくり読みたい本です。

    (2015年10月23日)

商品内容

要旨

良識を示そうとした浮浪者が誰にも相手にされずに迎える「或るはぐれ者の死」、他国で白眼視されながら生きる故郷喪失者の日本人が迎える「或る嫌われ者の死」、自らの欲望に女の子を奉仕させようとしたくだらない大人が迎える「或るろくでなしの死」、過去の栄光をよすがにダメな人生をおくるぼんくらが迎える「或る英雄の死」…。本人の意志や希望と関係なく不意に訪れる7つの“死”を描いた傑作短編集!

著者紹介

平山 夢明 (ヒラヤマ ユメアキ)  
1961年生まれ。週刊誌記者を経て94年にノンフィクション『異常怪楽殺人』を発表し、96年に『SINKER沈むもの』で小説家としてデビューする。2006年に「独白するユニバーサル横メルカトル」で日本推理作家協会賞短編部門受賞、07年版「このミステリーがすごい!」国内編第1位。09年刊行の『ダイナー』で大藪春彦賞、日本冒険小説協会大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)