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根津青山 「鉄道王」嘉一郎の茶の湯

茶人叢書

出版社名 宮帯出版社
出版年月 2014年12月
ISBNコード 978-4-86366-981-9
4-86366-981-X
税込価格 3,850円
頁数・縦 379,13P 20cm

商品内容

要旨

「ボロ買一郎」の先見。データベースの分析という新手法で、根津青山の蒐集、交友、さらには茶風を解き明かす。一代にして財閥を成した実業家の、数寄者としての理念とは。

目次

第1章 茶の湯と古美術
第2章 茶の湯の交流
第3章 近代数寄者の事業
第4章 『青山荘清賞』の世界
第5章 古美術品と茶道具
第6章 青山流茶の湯

出版社・メーカーコメント

甲斐山梨の地主・雑穀商の次男として生まれた根津青山(嘉一郎 1860-1940)は、東京電灯・帝国石油など多くの企業の重役となり、特に鉄道に関しては東武鉄道・東京市街鉄道など40社を数え「鉄道王」と称された。生涯に関わった会社は130社を超え、一代で根津コンツェルンを築き上げる。本書では、実業家根津の、一流の数寄者・目利き・コレクターとしてのもうひとつの素顔に迫る。美術報国の理念のもと道具争奪戦にも加わった根津の、高橋箒庵(義雄)等十三種の茶会記を情報源とする人物交流・茶室・茶道具・古美術品のデータベースの分析を基に(付表36点)、経済学者ならではのアプローチでその実像を明かす。「ボロ買一郎」の茶の湯の全貌──

著者紹介

齋藤 康彦 (サイトウ ヤスヒコ)  
1947年生まれ。山梨大学教育学部卒業、東京教育大学大学院修士課程修了、筑波大学大学院博士課程単位取得満期退学。山梨大学教育学部講師、助教授、教授を歴任。2013年退官、山梨大学名誉教授。専門は近代日本経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)