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七十歳死亡法案、可決

幻冬舎文庫 か−40−1

出版社名 幻冬舎
出版年月 2015年2月
ISBNコード 978-4-344-42305-3
4-344-42305-4
税込価格 737円
頁数・縦 361P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 深い!日本の社会問題をこんなにも快活に書いちゃうなんて。

    今、当店でジワジワ来ている作家さんで、主婦層を中心にリピーターが多いです。
    嫁姑問題、老々介護、長年連れ添った夫婦問題など面白おかしく書いていて、
    胸にぐさぐさ刺さります(笑)
    中でもこれはおもしろい。
    七十歳で安楽死させる法案ですよ。
    今の日本の現実問題がよ〜くわかります。
    深い!考えさせられる内容をこんなにも快活に書いちゃうなんて。
    こんな総理大臣ならいいのに、と、私は別の視点でも読みました。
    若い方にも是非!

    (2020年2月6日)

商品内容

要旨

高齢者が国民の三割を超え、破綻寸前の日本政府は「七十歳死亡法案」を強行採決。施行まで二年、宝田東洋子は喜びを噛み締めていた。我侭放題の義母の介護に追われた十五年間。能天気な夫、引きこもりの息子、無関心な娘とみな勝手ばかり。やっとお義母さんが死んでくれる。東洋子の心に黒いさざ波が立ち始めて…。すぐそこに迫る現実を描く衝撃作!

著者紹介

垣谷 美雨 (カキヤ ミウ)  
兵庫県生まれ。明治大学卒。ソフトウェア会社勤務を経て、2005年「竜巻ガール」で第27回小説推理新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)