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原発輸出の欺瞞 日本とベトナム、「友好」関係の舞台裏

出版社名 明石書店
出版年月 2015年2月
ISBNコード 978-4-7503-4142-2
4-7503-4142-8
税込価格 2,750円
頁数・縦 211P 20cm

商品内容

目次

第1章 ベトナムへの原発輸出はどう推進されてきたのか―経済政策の目玉としての輸出戦略
第2章 原発輸出と日本政府―海外原発建設に使われる国のお金
第3章 ベトナムのエネルギー政策と原子力法―急増する電力需要への対応
第4章 大規模開発をめぐるガバナンスの諸問題―ボーキサイト開発の事例から原発建設計画を問う
第5章 誰のための原発計画か―その倫理性を問う
第6章 差別構造を考える―私たちにできること

出版社・メーカーコメント

福島第一原発事故後も着々と進む原発輸出計画。ベトナムも積極的に日本からの輸出を受け入れてる国の1つだ。原発を輸入することは原子力のみならず、環境に負荷を与えつづける廃棄物や原発労働や差別をも受け入れるということ。輸出側も輸入側もそれには目をつむり推進している。その問題点を現地の人々の声も織り交ぜながら、ベトナム研究者たちが明らかにする。

著者紹介

伊藤 正子 (イトウ マサコ)  
広島市出身。1988年東京大学文学部東洋史学科卒、毎日新聞記者を経て、東大大学院総合文化研究科で2003年博士(学術)取得。専門はベトナム現代史。2006年より京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科准教授
吉井 美知子 (ヨシイ ミチコ)  
京都市出身。1981年京都大学文学部仏文科卒、1991年パリ第7大学ベトナム語学科修士号、商社勤務等を経て2007年東京大学大学院新領域創成科学研究科国際協力学博士号。専門はベトナムNGO研究。2008年三重大学教授、2014年より沖縄大学人文学部教授。著書に『立ち上がるベトナムの市民とNGO―ストリートチルドレンのケア活動から』(2009年、明石書店、第8回日本NPO学会優秀賞、2012年国際ボランティア学会隅谷三喜男賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)