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現代語訳方丈記

岩波現代文庫 文芸 259

出版社名 岩波書店
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-00-602259-4
4-00-602259-X
税込価格 990円
頁数・縦 169P 15cm

商品内容

要旨

『方丈記』は、時代、政治の移り変わり、天変地異により翻弄され続ける、この世での人の命と栖のはかなさを、深い無常観を踏まえた上で隠者鴨長明が和漢混淆の雄勁な日本語で描いた中世随筆文学の代表作。日本人の精神性そのものを、緊張感溢れる、しかも流れる如き名文で表現している。文豪佐藤春夫の名訳で味わう。西行、長明、兼好の隠者の系譜を論じた小説、評論三篇を併せて収載した。

おすすめコメント

この世の無常を、隠者鴨長明が考察した中世の随筆文学の代表作。日本人の精神性そのものを、緊張感溢れる、流れる如き名文で表現している。文豪佐藤春夫の名訳で味わう。長明に関する小説、評論三編を併せて収載。

著者紹介

佐藤 春夫 (サトウ ハルオ)  
1892‐1964年。詩人・作家。和歌山県東牟婁郡新宮町(現・新宮市)生まれ。1910年、慶應義塾大学予科文学部入学、のちに中退。雑誌「三田文学」「スバル」などに詩歌を発表、その著作は、詩歌、小説、戯曲、評伝、随筆、評論、童話など多岐にわたる。日本古典への造詣も特に深く、多くの随想、古典入門を残している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)