• 本

マイナスの待遇表現行動 対象を低く悪く扱う表現への規制と配慮

出版社名 くろしお出版
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-87424-645-0
4-87424-645-1
税込価格 4,070円
頁数・縦 278P 21cm

商品内容

要旨

マイナスの待遇表現行動は、良好な対人関係を維持するための規制を受けるが、話し手はマイナス評価を表明したいという欲求を持つ。この規制と表現欲求との間には、どのような力学が働くのか。敬語の研究書とともに揃えたい1冊。

目次

第1部 理論的背景(研究の対象と考察の方針
待遇表現の言語行動論的研究史
マイナスの待遇表現行動と言語行動研究
マイナス待遇表現行動のモデル)
第2部 マイナス待遇表現行動の多様性(関西方言の卑語形式「ヨル」の表現性
卑語形式選択における規範意識の属性差―卑語形式が選択されるプロセスの多様性
マイナス待遇の契機への評価とその表出の世代差
発話レベルのマイナス待遇表現行動の分析(相手との対人関係による変化
補償的表現スタイル)
大学生におけるマイナス待遇表現行動の地域差―待遇表現行動の地域的変異
マイナス待遇表現行動の契機に対する言語行動の変容―愛知県岡崎市の『敬語と敬語意識』に関する経年調査から)
第3部 まとめ

出版社・メーカーコメント

日本社会におけるマイナス待遇表現(対象を低く悪く扱う表現)の取り扱われ方・多様・変化に迫る。

著者紹介

西尾 純二 (ニシオ ジュンジ)  
兵庫県生まれ。大阪大学大学院博士前期課程日本学専攻修了。同後期課程中退。博士(文学)。大阪大学助手などを経て、大阪府立大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)